2011年5月23日
ホテル モンテ エルマーナ仙台よりご挨拶
3月11日に発生した東日本大震災は東北地方に大きな爪痕を残してゆきました、そしてその地震は大きな負の連鎖となって、津波・原発事故・そして経済危機となり大きな試練として我々にのしかかってまいりました。 おかげさまで私どものホテルはほとんど被害もなく、幸いにも当日ご利用いただいたお客様は全員ご無事でした。いみじくも小雪が舞う中、当日県外へ出る交通手段を失い被災された方々が暖を求めて私どものホテルにいらっしゃいました。我々は無我夢中で宴会場、ロビーを開放し避難をされてこられた方々のシェルターとして皆様のお手伝いをさせていただくことができました。 しかしその時われわれの心の中には『被災した者』としての意識が確かにありました、それは大きなショックと不安の混沌とした感情でした。しかしホテルにいらしゃる方々のお世話をさせて頂く中で、その感情は少しずつ自信と喜びに変わっていったのです。働ける場所がある喜び、お世話できる方のいる幸せそして、一緒に助け合う仲間がいることです。 今仙台市街はライフラインも復旧し、ホテルも一般営業できる運びとなりました。しかし各地にはまだまだ復旧のめどもたたず、避難所にて悶々とお過ごしになられている方々もいらっしゃいます。 これからモンテ エルマーナ仙台のスタッフブログを始めさせていただくにあたり、我々が見て感じたホテルを取り巻く環境や、回復してゆく街、またそこにある笑顔をスタッフ一人一人の感性で皆様にお伝えできればと思います。元気な東北を知っていただきまた頑張ってゆくことが我々の使命と考えそれが少しでも皆様のお力になることができればと願っております。 この度東日本大震災で被災された方々に謹んでお見舞い申し上げるとともに、皆で力を合わせて前へ進みましょう。 ホテル モンテ エルマーナ仙台 宿泊統括支配人